建設や工事現場では、屋外で電動工具を使用する機会が多いため、屋外での電源装置が頻繁に必要になります。供給電力の大きい発電機を用いている場合もありますが、建設・工事の現場によっては、業務用ポータブル電源の導入おすすめできる場合も。現場で使える業務用ポータブル電源について、必要な機能や容量、出力などの情報をまとめました。
業務用ポータブル電源は、工事現場や建設現場で使用するのにおすすめです。想定されるシーンや使い方をご紹介します。
山中やトンネルなどは、大型の発電機の持ち込みが難しいため、業務用ポータブル電源が活躍します。発電機の持ち込みができない場合は、延長コードを使って給電する方法もありますが、利便性が悪いケースもあるでしょう。大容量の業務用ポータブル電源なら、キャリーケースのような形状もあり、持ち込みが難しい場所へ気軽に移動させられます。
閉鎖空間で発電機が使えない場所でも、業務用ポータブル電源が活躍します。一酸化炭素中毒の心配も必要ないため、換気の問題がある所でも給電可能です。また、夜間の住宅街などで発電機による騒音の問題がある所での作業にもぴったりです。
大容量の業務用ポータブル電源であれば、照明を長時間使ったり、ドリルなどのパワフルな工具も利用できたり、作業の際に活躍するでしょう。コンパクトなポータブル電源は持ち運びに便利でも、容量が不足するケースもありました。しかし業務用ポータブル電源であれば、バッテリー容量も大きくなっているため、パワフルな電動工具も使えます。
\注目/
【安定稼働・大容量・超軽量】
業務用ポータブル電源はここから選ぼう
業務用ポータブル電源の1番の特徴とも言えるのは、排気ガスを発生させないこと。つまり閉鎖環境では排気ガスが発生する発電機は使用できません。そのため建設・工事現場によっては、業務用ポータブル電源が必須になるケースもあります。
また、工具を使いたいエリアまで延長コードを引きまわしたり、重量がある、或いは大型の発電機を運んだりするのが現実的ではない現場もあります。このようなシーンで業務用ポータブル電源が活躍するのです。
屋外の現場で仮設電源を設置するためには、電力会社に電源を供給してもらい、電気工事士が工事をするなど大がかりな作業が必要になります。小規模な工事現場の場合には、より気軽に電源を確保できるポータブル電源が有利となるでしょう。
業務用ポータブル電源は、それぞれに蓄電容量が定められており、容量によって電気を使用できる時間が異なります。
移動しながら利用するのであれば、~1,500Wh程度の比較的小型のバッテリーがおすすめです。持ち運びのしやすさを優先できます。
電動工具を長く使用したり、消費電力が大きな物を使用するなら、~7,000Whの大容量のバッテリーが良いでしょう。さらにUPS機能が搭載されているバッテリーを選べば、急な停電にも対応できるため現場で使用しないときには事務所のバックアップ電源として備えられます。
ポータブル電源の性能表には、最大出力が記載されているため、利用する電気製品のW数を計算しておく必要があります。
業務用ポータブル電源を選ぶ際には、想定される電動工具と使用したい時間を考慮すると良いでしょう。消費電力が大きな機器を使用する予定なら、容量が大きなバッテリーがおすすめです。
現場によっては発電機を検討することもあるでしょう。大型で重量のある発電機は、安定した電力供給が魅力です。しかし発電機を持ち込めない山やトンネルなどでは、可搬性のある業務用ポータブル電源がおすすめ。容量が大きなものを選択すれば、複数の電動工具も使用できるでしょう。
このサイトではニーズに合わせた業務用ポータブル電源を紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
BCP・非常用の【安定稼働】な
業務用ポータブル電源
IPS-3000A
(株式会社アイ・ディー・エクス)
長時間使用する方用の【大容量】な
業務用ポータブル電源
EPU-8125
(株式会社エジソンパワー)
日常的に使用する方用の【超軽量】
な業務用ポータブル電源
BN-RB10-C
(株式会社JVCケンウッド)
※2021年6月25日時点、公式HPに活用事例が掲載されている企業の中から、それぞれ以下の基準で選定しました。
・BCP対策や非常用にオススメの電源:バッテリー内の保護回路の種類が一番多かったもの
・イベントなど長時間の使用にオススメの電源:バッテリー容量が一番大きかったもの
・日常的な用途にオススメの電源:重量が一番軽かったもの