ポータブル電源には、BMS・MCUが搭載と記載されていることもあります。安全性に関わるこれらの用語について解説します。/p>
BMSとは、「Battery Management System」の略のことで、充電型の二次電池の安全制御を行うシステムを意味しています。バッテリーを正しく管理するためのシステムといえるでしょう。
ポータブル電源にも採用されているバッテリーは、電源がないところでも電化製品を利用できますが、エネルギー密度が高いため安全に取り扱いする必要があります。安全性を確保するために、BMSが重要となるのです。
MCUとは「Micro Controller Unit」の略のことです。CPUやメモリ、さらに周辺機器をMCU自体に搭載して、電子機器の制御に用いられるものです。
ポータブル電源に搭載されているバッテリーの制御にも利用されており、高温になってしまったり、発火したりしないように制御してくれるシステムです。
BMSに搭載されている機能や役割は、以下の通りです。
バッテリーは、過充電したり、過放電したりすると性能が低下するだけでなく、故障にもつながります。そのため、BMSなどの制御システムによって、バッテリーの温度が上がりすぎたり、放電しすぎたりしないようにコントロールします。
異常があると検知して、安全に使用できるように制御するシステムです。ポータブル電源に搭載されているバッテリーは発熱しすぎると発火する原因になるため、BMS・MCUが搭載されている製品であれば、ある程度安全性を重視・考慮して開発された製品だと判断することができます。コストよりも、安定したパフォーマンスを選ぶのであれば、これらの用語に注目して選んでみましょう。
ピックアップ関連記事
BCP・非常用の【安定稼働】な
業務用ポータブル電源
IPS-3000A
(株式会社アイ・ディー・エクス)
長時間使用する方用の【大容量】な
業務用ポータブル電源
EPU-8125
(株式会社エジソンパワー)
日常的に使用する方用の【超軽量】
な業務用ポータブル電源
BN-RB10-C
(株式会社JVCケンウッド)
※2021年6月25日時点、公式HPに活用事例が掲載されている企業の中から、それぞれ以下の基準で選定しました。
・BCP対策や非常用にオススメの電源:バッテリー内の保護回路の種類が一番多かったもの
・イベントなど長時間の使用にオススメの電源:バッテリー容量が一番大きかったもの
・日常的な用途にオススメの電源:重量が一番軽かったもの