ポータブル電源の主な使用用途は「電力供給」ですが、それ以外の用途にも使える製品が開発されています。ここではいくつかの充電方法や、あると便利なそのほかの機能・仕様について紹介します。自分の想像していた活用シーンにぴったりの、思わぬ機能が見つかるかもしれません。
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【安定稼働・大容量・超軽量】
業務用ポータブル電源はここから選ぼう
自然災害の影響で生じた停電は、災害の規模によって復旧まで数週間かかる場合もあります。非常用電源としてのポータブル電源を検討している場合、ポータブル電源本体を充電する方法としてコンセントからの充電以外にも対応しているものを選ぶと心強いでしょう。
別売りのソーラーパネルを接続することで、太陽光を用いた充電が可能になるポータブル電源もあります。これがあれば、停電した状況下でも太陽が出ていれば充電を行えます。発電量は天候によって変動しますが、晴天であれば1時間で最大120W、曇りの日であれば30~40W、雨の日は10~15Wほどの発電量が目安になります。
AC電源 (コンセント)からポータブル電源に送っている電力を、ポータブル電源に接続している機器へ優先的に給電する機能です。実質的には、バッテリーと接続機器を同時に充電する役割を果たすため、コンセントが1つしかない状況でも複数の機器を充電できます。
パススルー充電に対応していないポータブル電源の場合、充電中の本体に他の機器を接続しても、多くの場合その機器への給電はされません。
ポータブル電源の中には車での充電が可能なカーチャージ機能がついているものがあります。この機能がついていると出先などへ向かっている間も効率的に充電をすることが可能に。災害等で長期間にわたる停電が発生した際にも、車につないで充電できるため非常時でもアウトドアでも助かります。
充電時間は10~11時間程度が一般的。ただし、車と接続する場合はカーチャージャーといった専用のケーブルが必要な場合もあるので、付属品としてついているのか、別途購入が必要なのかを確認するようにしてください。
ポータブル電源を屋外で使用していた時の不意の雨や、寒い時期に発生しやすい結露によってポータブル電源が故障してしまう恐れがあります。そんなリスクを軽減してくれるのが防水機能です。
防水機能は、性能の度合いを示す等級が0から8まで9段階に分けられており、等級「4」で水の飛沫に耐えられる程度とされています。
防水機能の確認の仕方は、防水規格の「IPX」を見ること。IPXのあとに続く数字が、その製品の防水等級です。仕様書に記載がないか確認してみましょう。
災害時や停電時の電源確保を担ってくれるポータブル電源ですが、夜中突然の地震による停電の場合、手元の明かりすらままならない状況になる可能性もあります。
ポータブル電源にはライトの機能が付いたものも。これなら懐中電灯としても使用できるので、経路を照らしながらポータブル電源を携帯しての避難が可能です。緊急時のシグナルや警告灯としての役割も果たせるので、災害時用にポータブル電源を購入する方は、ライトの機能も選択肢にあると知っておくと良いでしょう。
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※2021年6月25日時点、公式HPに活用事例が掲載されている企業の中から、それぞれ以下の基準で選定しました。
・BCP対策や非常用にオススメの電源:バッテリー内の保護回路の種類が一番多かったもの
・イベントなど長時間の使用にオススメの電源:バッテリー容量が一番大きかったもの
・日常的な用途にオススメの電源:重量が一番軽かったもの